2012年 06月 18日
ドゥービーブラザース/12年6月17日放送 |
本日の選曲
the doobie brothers / Long Train Runnin'
【日本語字幕付・日本版】ザ・ドゥービー・ブラザーズ/フェアウェル・ライヴ~ライヴ・アット・ザ・グリーク・シアター1982 [DVD]
※Farewell Tour のCDは廃盤みたい。その代り、当時のライブのDVDがあった。
☆☆☆
70年代に大活躍したドゥービー特集ということで、アッシーまた古いじゃん、というそこのお方、誤解してるよ!
今日の企画は言い出した僕なのよ(先々月の放送中に要求)。
いわゆる無人島に持っていくアルバムをあげなさい、という命題が与えられたら、僕はまっさきに選択するのが、ドゥービーのフェアウェルツアーだ。
ということで、本日のお題。
「良いから若いうちにきいておけ、ドゥービーブラザース」
ドゥービーブラザースっていうのは、トムジョンストン中心に1970年に結成されたロックバンドであり、アメリカンロックの象徴ともいうべきバンドだね。
ウィキペディアによると、デビュー以来3000万枚のアルバムセールス。what a fool believesは79年度のグラミー賞を受賞。
そして、1982年、フェアウェルツアーと銘打った解散ライブツアーでバンドの幕を下ろした。が、もともと、演奏家の集合体なので、たまに集まってチャリティーライブを開いたり、アルバムを出したり、現在でも活動は途切れていない。
ドゥービブラザースは、結成時のトムジョンストン時代と後期のマイケルマクドナルド時代に分けて語られる。というのも、音楽性がガラリと変わったからだね。では、ここで、初期のヒット曲を一曲、2曲聴いてもらおう。
Listen To The Music
この曲は、72年9月23日、ビルボードHOT100チャートで11位まで上昇。
続いて、Jesus is Just Alright
トムジョンストンは、48年生まれ。若いころ、サンノゼに居を構えて、ドラムスのジョンハートマンとベースのグレッグマーフィーの3人で、THE PUDというバンド名で、サンノゼ周辺のライブハウスを巡回していた。このうちベースはデイブショグレンに交代。そんなこんなするうちに、サンノゼ州立大学で心理学の勉強しながら、ライブ活動をしていたパトリックシモンズと出会って、バンド名をTHE PUDからドゥービーブラザースと変えて活動を開始した。このとき、パトリックシモンズは、後でドゥービーに加入することになるベースのタイランポーターらとスクラッチというバンドを組んで活動していたんだな。
2枚目のアルバムというか、デビューして間もなく、2人目のドラムスが加入。この人がマイケルホサック。何で二人もいるの?と思うんだけど、確かにドラムが二人いると演奏が力強いね。
ドゥービーはメンバの入れ替わりが激しいので、マイケルホサックが脱退した後、キースヌードセンが加入して、やっぱりツインドラムスなんだな。
ということで、ここで、75年1月11日のチャートで初の全米NO.1ヒットとなったBlack Waterを聞いてもらおう。
Black Water
さて、バンドの中心メンバーであるトムジョンストン、75年のツアー直前にバンドを脱退する。原因は、体調悪化なんだが、それまでのいわゆる”ロック”な生活態度でボロボロになったようだね。
それで、スティーリーダンにもいたことがあるギターのジェフバクスターの呼びかけで、マイケルマクドナルドがボーカル、キーボードとして加入。
マイケルマクドナルド加入後、それまでの野性味あふれるギターロックから、R&Bテイストがたっぷりつまった大人のロックに変貌していく。これが賛否の分かれるところなんだな。同じドゥービーファンでも、トムジョンストンがいなきゃドゥービーじゃない、という人もいれば、マイケルこそドゥービーでしょ、という人もいる。それぐらい、音楽性がガラリと変わったんだ。
ということで、マイケルマクドナルド加入後のヒット曲を紹介してみよう。
Takin' It To The Streets
この曲は、76年5月15日のビルボードチャートで13位。
こうして、マイケルマクドナルド期に突入していき、泣く子も黙るモンスターアルバム「minute by minute」が78年に発表された。
この中から、what a fool believesが79年2月10日のチャートで全米NO.1ヒット。同年グラミー賞も受賞。ケニーロギンスとの共作曲。
what a fool believes
音楽性がガラリと変わったとはいえ、このマイケルマクドナルド、ライブでは、初期の曲もバンバン演奏し、トムジョンストンもたまに舞台に上がったりして、新旧のファンをうまく結び付けて、ヒットを連発したんだな。
ま、解散については、メンバーひとりひとりの活動が活発したから、という理由。それが本当の理由かどうかは別にしても、メンバーの出入りが激しいこともあって、あのアルバムはこのメンバーで創る、次はあいつを入れて、みたいなドライな感じなんだろうな。つまり大人な感じで、仲が悪いから、というわけではないみたいだね。
だからチャリティーライブなんかで、集まれちゃう。
さて、フェアウェルツアー。
82年7月30日、ヴァージニア州からスタート。9月10日、11日、地元サンフランシスコの対岸にあるバークレー・グリーク・シアターでのライブで幕を下ろした。
このフェアウェルツアーの模様、当時、NHKのヤングミュージックショーでも放送された。世間に出回っているライブ映像は、ロスやこのバークレーでの模様が収められているそうだ。
なぜかっていうと、やはり、終盤でトムジョンストンやタイランポーター、ジョンハートマンらが舞台にあがって、ライブを盛り上げたからだな。
ということで、盛り上がりの最高潮、こんな曲を。
Long Train Runnin'
the doobie brothers / Long Train Runnin'
【日本語字幕付・日本版】ザ・ドゥービー・ブラザーズ/フェアウェル・ライヴ~ライヴ・アット・ザ・グリーク・シアター1982 [DVD]
※Farewell Tour のCDは廃盤みたい。その代り、当時のライブのDVDがあった。
☆☆☆
70年代に大活躍したドゥービー特集ということで、アッシーまた古いじゃん、というそこのお方、誤解してるよ!
今日の企画は言い出した僕なのよ(先々月の放送中に要求)。
いわゆる無人島に持っていくアルバムをあげなさい、という命題が与えられたら、僕はまっさきに選択するのが、ドゥービーのフェアウェルツアーだ。
ということで、本日のお題。
「良いから若いうちにきいておけ、ドゥービーブラザース」
ドゥービーブラザースっていうのは、トムジョンストン中心に1970年に結成されたロックバンドであり、アメリカンロックの象徴ともいうべきバンドだね。
ウィキペディアによると、デビュー以来3000万枚のアルバムセールス。what a fool believesは79年度のグラミー賞を受賞。
そして、1982年、フェアウェルツアーと銘打った解散ライブツアーでバンドの幕を下ろした。が、もともと、演奏家の集合体なので、たまに集まってチャリティーライブを開いたり、アルバムを出したり、現在でも活動は途切れていない。
ドゥービブラザースは、結成時のトムジョンストン時代と後期のマイケルマクドナルド時代に分けて語られる。というのも、音楽性がガラリと変わったからだね。では、ここで、初期のヒット曲を一曲、2曲聴いてもらおう。
Listen To The Music
この曲は、72年9月23日、ビルボードHOT100チャートで11位まで上昇。
続いて、Jesus is Just Alright
トムジョンストンは、48年生まれ。若いころ、サンノゼに居を構えて、ドラムスのジョンハートマンとベースのグレッグマーフィーの3人で、THE PUDというバンド名で、サンノゼ周辺のライブハウスを巡回していた。このうちベースはデイブショグレンに交代。そんなこんなするうちに、サンノゼ州立大学で心理学の勉強しながら、ライブ活動をしていたパトリックシモンズと出会って、バンド名をTHE PUDからドゥービーブラザースと変えて活動を開始した。このとき、パトリックシモンズは、後でドゥービーに加入することになるベースのタイランポーターらとスクラッチというバンドを組んで活動していたんだな。
2枚目のアルバムというか、デビューして間もなく、2人目のドラムスが加入。この人がマイケルホサック。何で二人もいるの?と思うんだけど、確かにドラムが二人いると演奏が力強いね。
ドゥービーはメンバの入れ替わりが激しいので、マイケルホサックが脱退した後、キースヌードセンが加入して、やっぱりツインドラムスなんだな。
ということで、ここで、75年1月11日のチャートで初の全米NO.1ヒットとなったBlack Waterを聞いてもらおう。
Black Water
さて、バンドの中心メンバーであるトムジョンストン、75年のツアー直前にバンドを脱退する。原因は、体調悪化なんだが、それまでのいわゆる”ロック”な生活態度でボロボロになったようだね。
それで、スティーリーダンにもいたことがあるギターのジェフバクスターの呼びかけで、マイケルマクドナルドがボーカル、キーボードとして加入。
マイケルマクドナルド加入後、それまでの野性味あふれるギターロックから、R&Bテイストがたっぷりつまった大人のロックに変貌していく。これが賛否の分かれるところなんだな。同じドゥービーファンでも、トムジョンストンがいなきゃドゥービーじゃない、という人もいれば、マイケルこそドゥービーでしょ、という人もいる。それぐらい、音楽性がガラリと変わったんだ。
ということで、マイケルマクドナルド加入後のヒット曲を紹介してみよう。
Takin' It To The Streets
この曲は、76年5月15日のビルボードチャートで13位。
こうして、マイケルマクドナルド期に突入していき、泣く子も黙るモンスターアルバム「minute by minute」が78年に発表された。
この中から、what a fool believesが79年2月10日のチャートで全米NO.1ヒット。同年グラミー賞も受賞。ケニーロギンスとの共作曲。
what a fool believes
音楽性がガラリと変わったとはいえ、このマイケルマクドナルド、ライブでは、初期の曲もバンバン演奏し、トムジョンストンもたまに舞台に上がったりして、新旧のファンをうまく結び付けて、ヒットを連発したんだな。
ま、解散については、メンバーひとりひとりの活動が活発したから、という理由。それが本当の理由かどうかは別にしても、メンバーの出入りが激しいこともあって、あのアルバムはこのメンバーで創る、次はあいつを入れて、みたいなドライな感じなんだろうな。つまり大人な感じで、仲が悪いから、というわけではないみたいだね。
だからチャリティーライブなんかで、集まれちゃう。
さて、フェアウェルツアー。
82年7月30日、ヴァージニア州からスタート。9月10日、11日、地元サンフランシスコの対岸にあるバークレー・グリーク・シアターでのライブで幕を下ろした。
このフェアウェルツアーの模様、当時、NHKのヤングミュージックショーでも放送された。世間に出回っているライブ映像は、ロスやこのバークレーでの模様が収められているそうだ。
なぜかっていうと、やはり、終盤でトムジョンストンやタイランポーター、ジョンハートマンらが舞台にあがって、ライブを盛り上げたからだな。
ということで、盛り上がりの最高潮、こんな曲を。
Long Train Runnin'
by eveningcafe135
| 2012-06-18 10:40
| 【飲んだくれトーク】